【薬剤師が語る】ピロエース石鹸は危険?販売中止?口コミなどまとめ。

薬剤師が気になったので調べてみた

ピロエース石鹼という石鹸が、足の臭い、から背中ニキビ、顔のニキビにまで絶大であると話題になっていますね~!

実際、効果が強力すぎるものは危険じゃないのかな?と心配になる方もいらっしゃるかと思います。

また、使ってみた人の口コミも気になりますよね。

ピロエース石鹸について、薬剤師歴13年の筆者が徹底解説します!

最後まで読んでもらえたら、ピロエース石鹼に詳しくなれますよ~!

ピロエース石鹸の成分

薬効成分として

・イソプロピルメチルフェノール(殺菌成分)

イソプロピルメチルフェノールは、匂いが少なく、皮膚への刺激も比較的少ないと言われていて、広範囲の菌(細菌、酵母、カビ)に対して殺菌作用を示します。

敏感肌やアレルギー体質の方にも使いやすいものになります!

イソプロピルメチルフェノールが含有されている商品が昔から販売されていて、副作用の報告もとても少ないものなので、かなり安全に使用できるものですね!

副作用:

ピロエース石鹸を含む国内で発売されているイソプロピルメチルフェノールが含有されている石鹸は常識の範囲内で使用していれば、ほとんど副作用のことは考えなくて大丈夫です。

ただ、まったく副作用がないわけではありません。

薬だけに限らず、あらゆるものがそうなのですが、その成分に対して過敏症の方にはアレルギーの症状を起こす可能性があります。起きる頻度は不明ですが、使ったときに皮膚の赤身やかゆみが出るようであれば使用を中止し、受診するようにしてくださいね!

・ジフェンヒドラミンHCl(消炎成分)

こちらは、アレルギーによる皮膚の症状を改善、炎症をおさえてくれる成分になります。

アレルギー症状の改善のために、いろんな種類の薬剤に含まれている、メジャーな成分になりますし、同じ成分のものが塗り薬や飲み薬、塗り薬にも含まれています。(石鹸にはほかの成分も入っているので、もちろん石鹸として使ってくださいね!)

この成分が入っている石鹸を使うことで、炎症を緩和する効果が期待できるでしょう。

副作用:

こちらも、ジフェンヒドラミンHClが含有されている石鹸は常識の範囲内で使用していれば、ほとんど副作用のことは考えなくて大丈夫です。

ジフェンヒドラミンHClという成分に対して、過敏症の方にはアレルギーの症状を起こす可能性があります。起きる頻度は不明ですが、使ったときに皮膚の赤身やかゆみが出るようであれば使用を中止し、受診するようにしてください。

その他の成分

クレゾール、石けん用素地、エデト酸塩、香料、群青、緑201、黄205、濃グリセリン

※香料の一部としてティーツリーオイル含有!

『ティーツリーオイル』には、抗菌作用や抗炎症作用などの効果と、背中ニキビや大人ニキビの原因となるアクネ菌を抑制する作用が高いと言われています。

が、今回のピロエース石鹸には、「香料の一部として配合」されています。

ピロエース石鹸は危険?

ピロエース石鹸が危険なのではないか、と検索されている方がいるようで、「ピロエース石鹼 危険」と検索ワードとして挙がってきていました。

実際、ピロエース石鹸にかつて含有されていた成分の製品の販売を中止するよう、2016年9月に、米食品医薬品局(FDA)から発表がありました。現在はその成分は入っていないので、安心して使えますね!

発表があり、それに対応して別の成分に切り替えて販売しているのに、過去の情報が残っていてこうしたワードが残ってしまっているのが本当に残念ですね。

ピロエース石鹼の販売が中止?

ピロエース石鹸の発売は現在もされています!

販売中止・自主回収になったのは、ピロエースZ という水虫治療薬です。

ピロエースZに含まれている原薬のことで、販売中止・自主回収することになったのですが、その原薬はピロエース石鹸には入っていなかったので、ピロエース石鹼は回収対象ではありませんでした。

現在はピロエースZ含め、ピロエース石鹸も売られていますので安心してください~!

そういえば筆者の父がピロエースZをよく使っていたことを思い出しました!

定年になり革靴を履かなくなったのと、ピロエースZのおかげでもう水虫は治ったようです!

我が家はすでにお世話になっていたようです。

口コミなど。

ピロエース石鹸で夏の湿疹系お肌のトラブルを緩和できそうですね~!

・人間への残り香は少ないが、使った場所にはにおいが残る可能性あり。

ティーツリーオイル由来のユーカリのような香りと、クレゾール特有の清涼感のある香りがあります。
※公式サイト参照

・体臭が減ったと実感する方がかなり多そう

・筆者、更年期に半分突入してきており、匂いケアしたい勢なので、欲しくなりました。

まとめ

・ピロエース石鹼の成分は薬効成分として
 イソプロピルメチルフェノール(広範囲の菌を殺菌。長期に渡って販売されているものなので副作用の心配はほぼなし。化粧品などにも使われる成分)
 ジフェンヒドラミンHCl(炎症を抑える、抗アレルギー成分。)が含まれている。

・危険な成分は含まれていないので安全に使える!

・販売中止になったことがあったのは、水虫治療薬のピロエースZです。現在ではこの商品も発売されています!ピロエース石鹸は販売中止になったことはありません。

参照:第一三共ヘルスケア ホームページ

以上です!ここまで読んでくださりありがとうございました~!!!

もし気になる事がありましたらDMにてご連絡いただけますと幸いです。

よろしくお願いいたします。

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